岐阜新聞本社ビル


 1997年 岐阜県岐阜市

 ゼネコン:清水、大日本JV
 設計事務所:日建設計
 PC工場:清水建設、昭和プレハブ



 このタイルは割り肌面状で、タイルごとの厚みの差が最大で15㎜以上もあった為、成型役物の生産が難しく建物のコーナー部分全てに接着役物タイルが採用されました。
 違和感の無い自然な仕上がりをPC板による工法で実現する為に寸法・角度の精度が要求されました。
 ユニット製作においては、東洋工芸独自工法である「ファイバーゲル」で様々な難題を解決した代表的物件です。ファイバーゲルの剥離遅延効果、及び緻密なバックアップ処理により、PC板打設時にノロ漏れしたコンクリートの効果的かつ効率的な除去と型枠へのフラットな収まりを実現しました。
 ファイバーゲル工法を適用した物件としては、最大(4,000㎡、2000m)であり、当社の技術の粋を集めた最高傑作の一つと言えます。



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